集客にGoogleビジネスプロフィールがオススメな理由と具体的な使い方を解説します

この記事では、Googleビジネスプロフィールを集客につなげる方法を解説しています。
- 新規客の獲得に悩んでいる
- Googleビジネスプロフィールって何?
- Googleビジネスプロフィールってどうやるの?
こういったお悩みにこたえます。
この記事を読むことで、「ゼロからGoogleビジネスプロフィールで集客するために必要な5つのステップ」がイメージできるようになると思います。
登録は無料で、初期設定をしたら特にやることもありません。地方の実店舗で集客するなら「Googleビジネスプロフィール」は本当にオススメです。
それでは、さっそく始めましょう。
Googleビジネスプロフィールとは
Googleビジネスプロフィールとは、自社の情報をGoogleマップに無料で登録できるサービスです。2021年11月に名称が変わるまでは「Googleビジネスプロフィール」と呼ばれていました。
これに登録しておくと、検索結果と連動してお店の情報を表示してくれます。例えば、Googleで「花巻 ランチ」と検索すると次のような画面になります。
赤枠のエリアがGoogleビジネスプロフィールです。
お店の情報を無料で登録できる
登録できる情報は次のとおりです。
- 店舗名・住所・電話番号
- 営業日・営業時間
- 写真
- 最新情報
- 商品情報
- 口コミ
- クーポン
必要な情報はだいたい登録できます。つまり、ユーザーはここを見ればお店のことが分かるようになっています。
「ウチはこういうお店です」というPRがこれだけで完了できます。
Googleビジネスプロフィールが集客につながる理由
Googleビジネスプロフィールが「オススメ」としてお店を紹介してくれるからです。
Googleで地域を指定した検索をすると、Googleビジネスプロフィールが位置情報と連動して表示されます。
例えば、先ほどの「花巻 ランチ」の検索結果では、お店が3つ表示されていました。
これはGoogleがビジネスプロフィールの登録情報をもとに、「この3つのお店がオススメだよ」とユーザーに教える機能です。
これの凄いところは検索結果の先頭に表示されることです。
しっかりGoogleビジネスプロフィールの対策ができていれば、それだけで集客につながりやすくなるわけです。
地方のお店にGoogleビジネスプロフィールがオススメな3つの理由
Googleビジネスプロフィールが地方の集客にオススメな理由は、次の3つです。
- 見込み客にアピールできる
- 競合が少ない
- 無料で利用できる
やらない理由が見つからないくらいのメリットがあります。
理由①:見込み客にアピールできる
「地域名+サービス名」で検索してる時点で、そのユーザーは実際に利用を考えている確率が高いです。「花巻 ランチ」で調べる人は花巻でランチしたいから検索していますよね。
「いいお店があったら行きたい」と思っているユーザーに、分かりやすく店舗情報を見せてあげることで集客につなげることができます。逆に、検索しても情報が出てこないお店はそもそも候補にも入らないということです。
Googleビジネスプロフィールの取り組みによって、新規客の獲得に大きな差がついてしまうことがイメージできると思います。
理由②:地方ではまだ競合が少ない
これだけ重要なGoogleビジネスプロフィールですが、地方でしっかり取り組んでいるお店は圧倒的に少ないです。
今から始めても、まだまだ先行者利益を得ることが可能です。
理由②:無料で利用できる
Googleビジネスプロフィールはずっと無料で利用できます。
お金を払う必要がないので、損する心配は不要です。また、運用の労力もそこまでかかりません。
予算をかけずに集客が見込めるので、全力でオススメです。
実践編:Googleビジネスプロフィールを始める5つのステップ
ここから、具体的なやり方を解説します。基本的には次の手順でOKです。
- ①情報の編集権限を取得する
- ②基本情報の登録
- ③画像の登録
- ④最新情報の更新
- ⑤口コミを獲得する
ひとつずつ詳しくみていきます。
ステップ0:Googleアカウントの取得
Googleビジネスプロフィールの利用には「Googleアカウント」が必要です。
まだ持ってない方はこちらの記事を参考にアカウントを作成してください。
ステップ1:情報の編集権限を取得する
まずは、ご自身のお店がGoogleビジネスプロフィールに登録されているかどうかを確認します。
実は、なにもしていなくても店舗情報が勝手にGoogleビジネスプロフィールに登録されている場合があります。Googleが独自で情報を取得することもありますし、第三者が情報の登録をGoogleに提案することもできるためです。
前提としてGoogleマップは誰でも自由に編集が出来ます。
店舗名に関しては、外看板の名称に準じる決まりですので、外看板と違う名称を設定していれば編集されても致し方ないところですね。
悪意でも親切心でも誰でも編集可能なので、残念ながら飽きて止めてくれるまで粘り強く対応する他ないですね。
— 初瀬川@コピーライター (@bocchimktg) October 23, 2021
まず、以下の手順で情報が登録されているかどうかを確認してください。
- ①Googleマップを開く
- ②「店名 + 地域」で検索
- ③赤いピンが出るかチェック
- ④赤いピンが出ない→新規登録
- ⑤赤いピンが出る→「オーナー権限」をリクエスト
詳しいやり方はこちらの記事で解説されています。
「新規登録」または「オーナー権限の取得」が完了すると、情報を登録・編集できるようになります。
ステップ2:基本情報の登録
編集権限を取得できたら、実際にGoogleビジネスプロフィールに情報を登録・編集します。
情報は多い方がユーザーに親切ですし、そういったお店をGoogleが評価することも多いです。
なお、具体的な登録方法はこちらの記事が参考になります。
営業時間は正確に入力する
気をつけたいポイントとして、営業時間は正確に登録してください。
Googleビジネスプロフィールでは、登録した営業時間と検索する時間が連動しています。
例えば、営業時間外にお店を検索すると、以下のように「営業時間外」と表示されます。
ちなみに、営業時間に検索した場合は、「営業中」と表示されます。
ここを間違えて入力していると、悪い影響があります。
- ・営業しているのに「営業時間外」と表示→お客さんが来ない
- ・休みなのに「営業中」と表示→来たお客さんの信頼を失う
営業時間は曜日別に細かく設定できるので、正確に入力しましょう。
ステップ3:画像の登録
写真は店舗のイメージを伝える重要な要素です。
「どんなお店か」を視覚で伝えられれば来店してもらいやすくなります。写真は商品だけでなく、お店の基本情報が分かるものも掲載すると親切です。
写真だとパッと見ても情報が伝わるので、来店につながる可能性がアップします。
検索者(患者)目線がすごいクリニックの話。Googleマイビジネス(ビジネスプロフィール)のカバー写真を、クリニック情報が書かれたものにしている。診療科目・診療時間・診療日・電話番号など。患者の多くが知りたい情報をトップで掲載していて、スクロールさせる手間を省いている。上手い。 pic.twitter.com/XphYWvvyxP
— やま|Googleビジネスプロフィール/MEO支援の人 (@yamarketer3) December 7, 2021
こちらの記事を参考に画像を登録しましょう。
というわけで、これで初期設定は完了です。
ステップ4:最新情報の更新
ここからは運用の段階になります。
まずやるべきことは、最新情報の更新です。
「投稿機能」を使って、次のような情報を定期的に投稿するのがオススメです。
- 店舗の最新情報
- 臨時休業や特別営業のお知らせ
- セール情報
- 期間限定メニュー
- 新商品
定期的に更新することで、ユーザーに正確な情報を届けることができます。
特にお知らせがなければ、「今週も通常通り営業しております」みたいな投稿でもOKです。
ちゃんと営業していることをアピールするのが重要です。
Googleマイビジネスで「投稿するネタがない」系の話を良く相談されるんですが
ぜひ”定期的”に「営業時間」を発信してください。
変わってるのか変わってないのか、放置しているのか放置していないのか分かるので。
変わってなければ『変わっていないことが分かる』ので利用者に凄くメリットです。— 永山卓也|Takuya Nagayama (@Tak_Nag_Lug) November 2, 2021
なお、具体的な投稿の方法はこちらの記事で解説されています。
ステップ5:口コミを獲得する
Googleビジネスプロフィールにはユーザーが口コミと評価を投稿できます。
こういうイメージです。
来店するかどうかの基準として、他のユーザーの口コミ・評価は必ずチェックされます。実際に利用した人の率直な感想がいちばん参考になるからです。
みなさんもAmazonで買い物するときは、レビューをチェックして判断していると思います。
とはいえ、口コミや評価はユーザーが決めることです。あくまで基本に忠実に、いいサービスを提供して喜んでもらうことが近道です。
最初だけ口コミをお願いする
ただ実際には、ある程度は口コミがあったほうが、他のユーザーも投稿しやすいのも事実です。
最初だけ、協力を頼んで口コミを獲得するのはアリだと思います。
- 知り合いや常連に頼む
- 店内にQRコードを設置して促す
ただし、「口コミ投稿で1杯サービス」のように見返りがある依頼は規約違反なので、絶対NGです。
シンプルにお願いだけにしてください。
口コミには全力で返信
口コミを投稿してもらえたら、必ず返信しましょう。しっかりユーザーに応えることで信頼を獲得できます。
また、やりとりは誰でも見れるので、他のユーザーにもアピールになります。
万が一、悪い評価やクレームのようなクチコミがあったら、まずは事実確認をしましょう。
事実なら、「今後修正します」とできるだけ真摯な対応がいいですね。
ある地方の歯科医院さんのGoogleマップの返信が、実に参考になります。
・オーディエンスを意識し、追加の情報を入れる
・すべてコピペではなく、返信者の人柄や感情が伝わるような丁寧な表現から入る
・ネガティブな意見を受け入れつつも、解決策や信頼性を損なわれない情報を提示する pic.twitter.com/BWDlzA3BJR— 長谷川 翔一 / hasesho (@haseshout) October 14, 2021
なお、具体的な口コミの返信方法はこちらの記事が参考になります。
応用編:集客効果をさらに高めるための方法
ここからは応用編として、さらに集客につなげるための方法を紹介します。
公式ホームページを充実させる
Googleビジネスプロフィールで優先的に表示されるには、ホームページの充実度も影響してきます。
MEOはGoogleマイビジネス(ビジネスプロフィール)の対策をしていればOKではなくなってきてます。
被リンクやサイテーションも要因になっている可能性が高いし、ヘルプでは明確に「ウェブ検索結果での検索順位も考慮に入れられる」と書かれている。
SEOも大事という話https://t.co/hiNWa7VpyE pic.twitter.com/1Js9l3T2hR
— やま|Googleビジネスプロフィール/MEO支援の人 (@yamarketer3) December 9, 2021
Googleビジネスプロフィールの設定だけではなく、ホームページも含めたWeb全体での評価を高めることが重要です。
各種ポータルサイトに登録する
Googleビジネスプロフィールに表示される評価は、各種ポータルサイトの口コミを参考にしていることがあります。
Googleマイビジネスのナレッジパネル(ビジネス情報の記載枠)では、Googleに付いている口コミだけでなくポータルサイトに付いている口コミも参照しているケースが多くあります。MEO上位の店舗が画像のように参照されている媒体があれば、それは重要な媒体。掲載してなかったら、まずは無料掲載から。 pic.twitter.com/g4CiBvgVc8
— やま|Googleビジネスプロフィール/MEO支援の人 (@yamarketer3) October 25, 2021
無料プランで問題ないので、主要なポータルサイトには掲載しておきましょう。
Yahoo!プレイスにも登録する
Googleビジネスプロフィールと同じようなサービスがYahoo!にもあります。
意外と知られてないのが、Googleマイビジネスの「Yahoo!版」とも言うべき「Yahoo!プレイス」🙂
Yahoo!のユーザー層は少ないけれど、50代以上の方はYahoo!を使うことも多く、こちらも対策すればMEOとしてはほぼ取りこぼしがなくなる😌
もちろん登録は無料🌱— ヨハン@webクリエイター (@yohan_tasogare) July 31, 2021
こちらも登録は無料なので、初期設定だけしておきましょう。
まとめ
というわけで、以上です。
ここに書いてあることだけでWeb集客のスタートは切れると思います。
もし分からないことがあったら、お気軽にご連絡ください。
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